『小説家と過ごす日曜日』

本書は、作家・石田衣良さんのメールマガジンの第1回~第12回が抜粋してまとめられたものです。

エッセイや書評、ショートショート、お悩み相談、しくじり美女たちのためになる夜話などが掲載されています。

私はこの一冊を読むだけで、スマホ依存について考え、川端康成の一生を学び、面白いSFやライトノベルについて知り、中国や沖縄について考えるようになりました。

要するに、世の中のトレンドや歴史についてまで詳しくなれちゃうお得なエッセイという感じでした。

メルマガ、本気で購読したくなりましたよ~!!

特に面白かったのは、石田衣良さんと池袋上ストゲートパークの主人公・マコトが登場して「人生はコスパか?」という議題について語り合うコーナーです。

「人生はコスパ…」何だか悲しくなってしまう言葉ですが、そう考える若者がいるのも事実。

それに対して彼らが「人生はコスパが悪いほうが、なぜか断然楽しいのである」と断言したのに痺れました。

そうだよなあ。好きな人と笑い合ったり、子供を抱いたり、愛を語ったり、そういったことには値段がつけられないよなあ、その感覚を忘れたくないなあと読んでいて強く感じました。

現代は何かと批判が多く、生きにくい時代です。

ですが、倒れそうになる人間をガシッと支え、今の時代も悪いことばかりではないし、本を読んで脳をフル回転させれば、私たちはきっと乗り越えていける! と、前向きになれる本でした。

ぜひたくさんの人に読んでもらいたいと思いました。